当院で行う大腸カメラ検査の流れや使用している内視鏡設備について、詳しくご紹介します。
大腸カメラ検査とは、肛門から内視鏡スコープを挿入し、大腸全体を観察する検査です。
検査中に病変を発見した場合は、その場で病理組織検査を行うことで、1回の検査で確定診断まで進めることができます。
さらに、大腸ポリープ(将来大腸がんに進展する可能性のある病変)を発見した場合には、その場で切除が可能です。入院せずに治療を行えるため、大腸がんの予防にもつながります。切除の適否については、大きさや形状を慎重に評価し、必要に応じて入院治療が望ましい場合には高次医療機関をご紹介いたします。
当院の大腸カメラ検査は日本消化器内視鏡学会 専門医が担当いたします。豊富な経験をもとに、正確かつ苦痛の少ない検査を行います。また、患者様の負担を軽減するために、鎮静剤や鎮痛剤を併用した検査にも対応しております。

これらに該当する方は、大腸がんのリスクが高まるため検査をおすすめいたします。
大腸カメラ検査でわかる疾患
経験豊富な医師が検査を行い、不快感を最小限にしながら高精度な検査を実施します。
鎮静剤を使用することでリラックスした状態で検査が可能です。なお、当日は自動車の運転はできません。
鎮静剤を使用された方は、検査後に横になってお休みいただき、麻酔が十分に覚めてからご帰宅いただけます。
桜台駅から徒歩1分。鎮静剤を使用した場合も、公共交通機関で安心してお帰りいただけます。
将来的にがん化する可能性のあるポリープは、その場で切除できる場合があります。患者様の状態に応じて最適な治療方針を判断します。。
午前中の検査が可能です。ただし、大腸カメラは下剤で腸内をきれいにする必要があり、便秘傾向の方や開腹手術の既往がある方は時間がかかる場合があります。その場合は検査開始が遅れることもあります。
お忙しい方は1日で両方の検査を受けることができます。ご希望の方は医師へご相談ください。
大腸カメラ検査時の負担を軽減するために静脈麻酔を注射して検査を行っております。静脈麻酔を注射した方は、検査後60分程度ベッドでお休みいただき眠気が覚めてからの帰宅となります。
静脈麻酔を使用された場合、検査日に車・バイク・自転車の運転はできませんのでご注意ください。検査後は車・バイク・自転車の運転以外には制限なく普段通りにお過ごしいただけます。
医師の診療をお受けいただき大腸カメラのご予約をお取りください。安全に検査を行うために、持病や日頃からお飲みになっているお薬などを医師が確認いたします。
夜20時までに軽めの夕食(事前に食事内容のご案内をいたします。)をお済ませください。20時以降は食事を一切とらないで下さい。水分はいつも通りお飲みいただいてかまいません。いつも飲んでいる薬があれば内服して下さい(休薬が必要なお薬がある際には、担当医が休薬指示をいたします)。
20時にコップ一杯の水と液体の下剤を服用してください。21時に錠剤の下剤を服用ください。
検査終了までは食事を一切とらないで下さい。水分はお飲みいただけます。大腸カメラ検査の予約時間に合わせて(8時あるいは5時30分から)下剤(約2L)を2時間ほどかけて内服します。
糖尿病のお薬(飲み薬、インスリン注射など)は検査終了後、食事再開まで内服や注射をしないで下さい。
検査時間の30分前にお越し下さい。検査着に着替えていただきます。
点滴をとり、静脈麻酔を注射します。
検査時間は15-20分ほどです。病変があり精密検査が必要な際には組織採取し、病理組織検査に提出します。大腸ポリープが見つかり切除する際には、検査時間は30分前後となります。術後出血が生じうる切除後1週間は飲酒や激しい運動は控えてください。
ベッドで60分程度お休みいただき、麻酔の覚めた後に結果説明を行います。
ポリープ切除などで組織採取し、病理組織検査に提出した場合、結果が判明するまでに2週間ほどかかります。大腸カメラ検査から2週間以上あけて外来をご予約ください。結果をご説明いたします。
※1割・2割負担の場合は下記のとおりです。
| 区分 | 検査のみ | 検査+病理組織検査 | 日帰りポリープ切除 |
|---|---|---|---|
| 1割負担 | 約2,500円 | 約4,000円 | 約6,000円〜10,000円 |
| 2割負担 | 約5,000円 | 約6,000円〜10,000円 | 約15,000円〜20,000円 |
| 3割負担 | 約7,500円 | 約12,000円 | 約20,000円〜30,000円 |